保健師さんのおかげで
離職者がゼロ。
売上150%
めちゃくちゃ忙しいのになんで?
博多を代表するもつ鍋屋楽天地。
「世界のもつ鍋王に俺たちはなる」
という理念のもと、店舗は12店舗へ急成長中。
スタッフを増員する中で、飲食業回で異例の離職者0人を達成。
その秘密は昨年から導入した元保健師による、従業員への面談にありました。
今回は、楽天地の代表取締役水谷氏
楽天地で従業員ケアを担当するウェルビクリエイト代表の橋口氏
に話をお聞きしました。
※途中で実際の面談を受けた従業員さんも飛び入り参加します!
博多でもつ鍋といえば楽天地さん。
博多の町を歩いていると、すぐに楽天地さんの看板を見つけることができます。ご盛況ですね。
(水谷)
おかげさまで売上が昨年に比べ50%伸びています。
お店は忙しく、人もどんどん採用しています。採用が増えると退職者も出るんですね。例年は退職者が年間で数人出ていたのに、橋口さんに入っていただいてからは離職者が0人。
大きな成果が出ていると感じていますね。
離職者0ですか。飲食店は離職率が高いとお聞きします。すごいですね・・・。
(水谷)
やっぱり社長の手が届かない、メンタルケアを社内でやってくれるっていうのは、めちゃめちゃ、役に立ってるなと感じます。
ただ今だから言えるのですが導入にあたっては社内の猛反対がありました。
(橋口)
えーー!本当ですか?
(水谷)
「健康のケアができます。保健師さんが面談してくれるよ。」って、社内で言っても、「本当にそれ必要?」ってなるわけです。
急に来た社外の人に話すことなんてそもそもあるのかなと。
そこからどうやって納得してもらったんですか?
結果から言うとですね、
実際に橋口さんと面談してもらうと
みんな考え方が変わっていくんですよね。
ただ導入に関しては、
そこは中小企業なので
もう「やるよー」と笑
ただ、私は橋口さんのお話を聞いて
これだ!!と直感的に思ったんですよ。
売上が伸びて会社が急激に成長しているとですね、
同じように勢いに乗れる従業員もいるけれど、
追いつけずに悩む従業員も必ず出てくるんです。
私はそこをケアしていきたいとずっと思っていました。
一緒に働く大切な仲間、大事な仲間なんです。
だからケアをしたいという一心で頑張るわけです。
今まではマネージャーや、私自身が現場に出て
従業員の様子を見て話かけて、面談をするんですね。
ただ会社が成長していると社長やマネージャーもどんどん忙しくなる。
ケアが行き届かないところがどうしても出てきてしまう。
こうなると気持ちだけではどうにもならないんですね。
そこで橋口さんにケアをしていただくと
それが一番ですね。
でもですね、橋口さんに依頼したいと思ったのは
そこだけが理由じゃないんですよ。
決め手は別にもあります。
(橋口)
何ですか?気になる(笑)
会社とかの理念を大事にしながら労働者の立場だけに立つわけじゃなくてね、
みんなでいい会社を作ろうっていうお手伝いをしたいんだって仰っていたんですよ。
保健師さんは労働者側に立って、経営者にご提案することが多いと聞きますよね
(水谷)
そうなんです。ところが橋口さんはあくまでも会社全体。組織全体を考えていきますと仰るわけです。経営者はやはり、一人一人を大切にしながらも、会社全体の成長を考えていますから。橋口さんも同じ目線でお手伝いすると言ってくれる。これだと思いましたね。
橋口さんは楽天地さんで、どんな面談をされているんですか?
(橋口)
従業員の方々、一人一人と個別面談でやっています。
楽天地さんが理念の中で掲げてあるものと、
従業員さんのやりたいこと、貢献できること、
ここが1番貢献できるよねっていうのを
見つけていくような面談をしていますね。
具体的に言うと?
例えば面談した方が「自分は諦めませんが1番しっくりくる」と言ったら、
じゃあ、諦めたないためにどんなことやっていくの?とか
今やっていることでできそうなことって何だろう?とか
諦めている部分ってある?とか
そういうことを話し合っていきます。
一人一人にあった方法を面談の中で探していくんですね。しかも前向きになれて元気になれそうな面談ですね
(橋口)
そうですね。自分に自信を持ってもらう。
いま、どんなことができているかとか、
一言で言えば自己肯定感を上げるような関わり方をしていきますね。
なるほど、やはり経験や知識があるからこそできる面談なのかなとも感じます。橋口さんに依頼される前は楽天地さんでは従業員のケアをどうされていたんですか?
(水谷)
主に私がしてましたね。
3店舗くらいだとですね、スタッフと私もよく話すし
ズブズブの関係なんです。分かり合える。
しかし今みたいに12店舗となると
4倍ですから、1人では無理なんです。
もうですね、面談をずっとしているとですね。
とにかく時間がない。社外の出事が行けない。
お呼ばれしても、ごめんなさいです。そんな毎日でしたね。
面談にもお時間かかりますよね
(水谷)
だから、すごく助かっているわけです。
しかもただ面談してくれているわけじゃなくてね、
会社からの愛を従業員に届けてくれている。
橋口さんにです。そういうの、すごくありがたいですね。
離職者が0人になって社内の雰囲気は変わりましたか?
(水谷)
橋口さんが楽天地に関わってくれた
1年間を振り返って思うのが、離職が0になったっていうことはね、
会社として前を向けるんですよ。未来を見られるというかですね。
うちは掲げている経営理念を、
一緒にやりたい人を採用しているけど、
初めからそうだったわけじゃないんですよね。
だから従業員が増えていく中でどうしても温度差が出たり、
伝わらないことがあって離職者で出てたんです。
そこが0になったということは
組織としてのまとまりが出てきたのかなと思うんです。
先日のアルバイト採用もすごい応募があったと聞きました。
先月は80人アルバイトの応募があって
そのうちの20人を採用したんです。
当然新しく入ってきた仲間は
理念に共感をしてくれているけどまだまだこれから。
先輩達についていけるようにしていきたい。
そこの橋渡し役も橋口さんにお願いしています。
面談を通して従業員アルバイトさんのケアをされながら離職者0という結果に繋がったとのことでした。
- 企業名
- 有限会社 楽天地
- 事業内容
- 飲食店経営
- ウェブサイト
- https://rakutenti.com/