■今後の橋口さんとの取り組みで考えていることはありますか?
(水谷)
実は、楽天地の中で橋口さんの弟子を育ててもらっているんですよ。
組織が大きくなっていくなら、スタッフのケアができる人を
増やしていく必要があるんです。
ちょうど、いま社内にいるので連れてきますね。
・・・ ・・・ ・・・
(美山)
こんにちは美山です。
(水谷)
橋口さんの弟子1号です。笑
■美山さんはどんなお仕事をされているのですか?
(美山)
私はチーフリーダーとしてアルバイトさんの採用と教育を担当しています
主にアルバイトスタッフの面接から採用、育成なので、最初店舗に出る前に会社の考え方を伝えています。主に学生さんになってくるんですけど。1人1人の想いを引き出してあげながらやっています。
■まさに橋口さんが面談でされていることですね
(水谷)
彼女が採用して、笑顔で迎え入れて、私や橋口さんの代わりに店舗に行ってくるぞ。そういう関わり方をしてもらっています。
■美山さんは橋口さんの面談を実際に受けてどうでしたか?
やっぱり、橋口さんとのご面談のお時間や
関わらせていただく中で本当にすごいなって。
シンプルに。うん。
最初にこう、面談していただいた時に、本当に引き出す力が凄くて。
あれ、いっぱいしゃべっちゃってるみたいな。
(水谷)
うわーすごい。嬉しいね!
(橋口)
本当ですか?
(美山)
私、話し下手というか、伝えたいことをうまく伝えられないんですよ。
そこが課題点だと自分でも思っていて。
それでもなんかこう、言いたいことを言えるようにリードしてくれて。
もちろん橋口さんが持ってらっしゃるお人柄もだと思うんですけど
技術もすごいなと。なんかすごい圧倒されたなってのはあります。
■橋口さんは面談されるときに初めましての方も多いと思います。
緊張などはされないんですか?
(橋口)
緊張はしないですね
(一同)
緊張しないんだーーー笑笑笑
(橋口)
はい。どっちかっていうと喋る人の方が緊張してるはずなんです。
そこで私が緊張してたら、緊張の輪ができてしまって、話しにくくなるんですよね。そう考えたら緊張はしないです。
(水谷)
それがまさに技術だなと思いますよ。
私、横から見てて、どんな人にもちゃんと対応されてる。
会社から面談しろって言われていたら、
従業員は緊張するんですよね。緊張せん?
(美山)
緊張しますね
(水谷)
それになかなか心を開けない子たちもいますよ。
その懐に入っていくんですよね。
■そうですよね。すぐに心は開けない。
(水谷)
私は会社で 常に心がけているのは、
会社ではお父さんのような存在でいたいと思っているんですよ。
勘当する権限を持ってるお父さん。
やっぱちょっと怖いなと思われてると思うんですね。
だからお母さん的な関わり方ができる人が社内に必要なんです。
■それが橋口さんと
(水谷)
そうみんなのお母さん。
なんでも話を聞いてくれて、受け止めてくれる人。
自分も先代の親父とはうまく話せなかった。
父親とは話せないこともあるんですよ。
そこを聞いてあげることができるようにしていきたいなと。
私が相談を従業員から受けるとどうしても
根本的な解決を目指してあれこれ言ってしまうんですね。
でも本当はただ話を聞いてほしい時ってあるじゃないですか人間。
特に弱ってたら。なのに、それができない。先に解決策が出てしまう。
ただ心のケアを考えると本当は聞いてあげるだけの方が
いいときもあるんですよ。
(一同)
うん、うん、うん
(橋口)
確かに。話を聞いててもジャッジしないっていうのは私の中にあります。
話を聞きながら、意見を挟まず、うんうんと聞く。
それがいいとか悪いとかを私はジャッジしません。
ジャッジしないっていうのは面談のとき常に心で決めています。
■橋口さんが関わることが楽天地さんの理念実現をさらに近づいているのではないか?とお話をお聞きして感じました。実際のところはどうでしょうか?
(水谷)
全体ではどうなんだろう。
あまり直接聞いたことないな・・・
どお・・・?
(美山)
そうですね、 面談を始めて最初の方にはなるんですけど、
やっぱりそれぞれスタッフも悩みを抱えているんですね。
でもやっぱり会社の人には言えないというかですね。
だから面談するよと言ってもそんな話すことないし
みたいな感じだったんですね。正直。
でも面談した1時間くらい立っているんですよ。
(水谷)
喋っちゃうんだ
(美山)
そうなんです。
思ったより話してた。話せたと。
終わったときには表情が明るくなったりとかしているのを見ていると、
いい方向に向かっているなと感じます。
(もう一人の人)
私はまだ1回の面談なんですけど、すごくいいなと思います。
(水谷さん)
本当?笑
(もう一人の人)
やっぱり、社長や先輩に言いにくいことはありますよ。
それを話せることは大きいですよね。
聞いてもらうだけでも、心は軽くなるし、頭の中を整理できます。
(水谷)
やっぱり、会社の中で
話せるところがあるかどうかって大事ですよね。
■美山さんは橋口さんから面談の技術を学ばれているんですよね?
どんなことを学ぶのですか?もはや私も興味があります。
(橋口)
まずはマインドからですね。
人の話聞くときは、スキルだけやってもうまくいかないんです。
まずはマインドセットから、心がまえからです。
■面談を橋口さんがされた後に、会話の内容が社長や先輩の耳に入ったらどうしようという不安はありますか?
(美山)
ありません。一人一人と秘密保持契約を結んでくれるので、
他人に会話内容が漏れる心配はないんです。
(水谷)
そうそう。だから何を話しているかは私も知らないんですよ。
■それは気兼ねなく思ったことを話せますね。面談で話したことを次の日上司に言われたら嫌ですもんね。
(橋口)
ただ、面談をしていて気づいた問題点については報告をしています。
誰が何を言ったとかではなく、
「こういった負担が増えているので、こんな対応策を検討した方がいい」
といったように会社全体の課題として提案するようにはしています。
(水谷)
そうそう、ありがたいよね。
そういうのは社長や先輩は気づいていないことだから。
そこを拾えるのはめちゃくちゃ嬉しい。
■面談だけでなく、面談ができるスタッフも増やしていく。これからも楽しみですね
(水谷)
私、これ多分うまくいくイメージがもうたっぷりなんですよね。
どうせ仕事するんだったら、やっぱ楽天地がいいよねって。
成長できるよねっていうことが気づいてくれて続けてほしい。
アルバイトスタッフも2割の人は学生の間、4年間頑張ってくれると思うし、
そうじゃない人も、こう学びながらやっていくことについて
いいねと思ってほしい。
その中から、楽天地に入社したいんだっていう人が増えてきてね。
いや、だって、美山さんみたいな人がいるんだもんって。
(一同)拍手
(水谷)
そうなりゃせんかなと思うんです。
それができて初めて本当のブランディングですよね。
そこまでは今まだできてないんですよ。
アルバイトスタッフの子がそのまま入社してほしいなっていう子もいるけど、
いや、やっぱりちょっと別のとこ行きますっていうこともありますね。
美山さん、大変な仕事だけどね。素晴らしいことだよ!
(美山)頑張らねばです
(橋口)しっかりサポートしていきます。
■今日はありがとうございました